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読書感想文「人がつくった川・荒川」

読書感想文

少し個性的な内容の感想文です。原稿用紙5枚(2000文字)

本の紹介

首都圏をつらぬき、流域に約1000万人が住む荒川は、
人の手でつくられた川であることを知っていますか。
 かつて、荒ぶる川=荒川の流れを変えることで江戸の繁栄はうみだされ、
たび重なる洪水から人々を守ってきました。

川の歴史と流域の暮らしの変化をていねいに追いかけながら、
地球温暖化が原因とされる近年の大規模な水害をどう防ぐかまで、
荒川の過去・現在・未来を旅します。

※商業利用では使わないようにお願いいたします。(売ったり、講義に使うなど)

 ©がとーほーむ

 


読書感想文の例

   荒川の変化がもたらす人々の生活

○年○組 ○○ ○○

 荒川という名前の川が、日本には沢山あることを知り驚きました。川の名前の由来が「荒れる川」と、言われているそうです。荒れる川に悩まされた住民が荒川と名付けて、後世に注意するため伝えていたのだと感じました。ネットで全国の「荒川」を検索しましたら、28本の荒川が見つかりました。

 普通に考えれば、被害に遭遇する可能性が高い川のそばで生活しなければいいと感じますが、それ以上に川からの恩恵が高いので、人々は川との共存を選んだことにより、荒川が命名されたのだと感じました。それだけ、荒れる川と人との暮らしが密接なのです。

 今回の荒川は、関東の埼玉から東京にかけて流れる荒川の歴史と役割について語られる本になります。

 もう一つ驚いたことは、川の流れは自然に出来ていて、その流れに沿って人々が生活しているのだと思っていたのですが、違うことがわかりました。なんと、川の流れを人の手によって変えていたのです。自然にも勝る人間の凄さを感じました。

 それを読んだ時の私の想像は、何気なく村を訪ねてきた黒のローブをまとった青年が、川の氾濫に落胆する住民の話しを聞いて、周りを見渡せる高台に上り、そこで大地と水と風の精霊たちに話をするように詠唱した後、指をクイっと振った途端、ゴゴゴーと、もの凄い地響きと共に川の形が変わり、立派な堤防まで出来上がってしまったところで、その青年が頭を掻きながら振り向き、村人たちに「あちゃ~、ちょっとやりすぎちゃったかな?」なんていう無双ファンタジーを想像しましたが、現実は全然違います。昔の人々が大勢集まってひたすら掘って、ひたすら埋めてを繰り返して何年もかけて川の流れを変えた人海戦術と時間をかけた、まさに大河ドラマのような労力を使っていたのです。

 なぜ、川の流れを変えなければいけないのか。その理由が、江戸時代では川は船で荷物を運ぶ手段として利用されていたので水量を安定させるために流れを緩やかにさせていたそうです。その為、当時の川は真っすぐでは無くて曲がった流れになっていました。なので、大雨が続いた日はカーブのある地域では川が氾濫して、氾濫した時の為に家の作りを変えたり、船を用意したりしていたそうです。つまり、経済を発展させるために多少の犠牲は仕方が無いと諦める政策だったのです。今の時代では考えられないと言いたいですが、もしかしたら、今もどこかで同じことが繰り返されているのかもしれないと思いました。経済発展や、生活向上のための犠牲とは何だろうと考えた時に、ニュースで何気なく見ていた映像を思い出すと、基地建設のための自然環境破壊や、発電所の開発、稼働によるニュース、リニアモーターカーや高速道路などの交通網によるトラブルなども見たり聞いたりしたことがあります。それが良いことなのか悪いことなのか私には判断ができません。ただ、昔の荒川は、生活の為に自然を変えていき、田舎も都会も経済が潤って現在に繋がっていることは分かりました。

 近年では、荒川は船で荷物を運ぶことはしません。鉄道や道路の整備が整っているので、そちらを使った方が速くて安全だからです。川の流れは真っすぐになり、工場や生活排水を流すようになり、川の汚染が進んで被害が起こったそうです。段々と、川が可哀想に感じてきました。人の都合により色々いじられて、毒を流し込まれて人々に嫌われてしまいます。これを人間にやったら大変なことです。ですが、汚れに気付いた政府が川を汚さないように対策をして、今では魚の泳ぐきれいな川に戻っています。

 荒川には大きな水門があります。荒川と繋がっている隅田川を氾濫させないために作られました。この水門のおかげで大きな台風が来ても水害にならずに無事でした。近年は異常気象が騒がれています。首都が水害になれば大変なので水害対策や、もしも水害になった時の対策もしています。私の住んでいる地域も川がありますので何かあった時の為に対策をしなければと感じました。自分だけでなく家族や親せき、友達と話しをしていきます。

 今の荒川の河川敷では遊歩道や憩いのスペースなどがあり、地域住民が集まり運動をしたり、リラックスしたりできるようになっています。大雨で水量が増すとこのスペースに水が溜まるようにもなっています。

 荒川は都市の成長と共に一緒に成長している川です。今後も人々の生活を守るために成長をしていくのでしょう。昔のように川を交通インフラとして近代化した船で移動したり、もしくは、川の上を透明な道が出来て歩ける未来があるかもしれないです。人を含めた生物を育む川を人間が守り、共存、共栄していく社会を作る気持ちになりました。


youtubeの動画


終わりに

関東の人には地域の位置関係が分かるので良く分かる本です。

自分が住んでいる地域と照らし合わせて本を読むのもいいと思います。

特に、水害被害のある地域では、考え方が参考になると思います。
参考にする方は上手く切り取ってください。もちろん丸写しOKです。


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