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「平和のうぶごえ」読書感想文例文(原稿用紙5枚)と書き方・解説

読書感想文

早志百合子著『平和のうぶごえ』の読書感想文解説記事です。

この記事では、本のあらすじやテーマ、読書感想文を書く際のポイントをわかりやすく解説しています。また、原稿用紙5枚分の読書感想文例文やタイトル案も掲載しています。

戦争の悲惨さや平和の大切さ、困難を乗り越えて生きる力など、本書の重要なテーマを整理しながら、感想文が苦手な方でも書きやすくなるよう構成しました。

読書感想文の題材選びや文章のまとめ方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。


本の概要

『平和のうぶごえ』は、被爆者である作者(早志百合子さん)が、自らの人生を振り返りながら戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えるノンフィクション作品です。

原爆によって多くの人々が命を失い、生き残った人々も心や体に深い傷を負いました。早志さん自身も被爆者として生きる中で、差別や偏見に苦しみながら人生を歩んできました。

しかし、本書は悲しい出来事だけを語る作品ではありません。演劇や歌、体操などとの出会いを通して前向きに生きる姿や、被爆体験を後世へ伝える活動も描かれています。

戦争の恐ろしさだけでなく、困難を乗り越える人間の強さや命の尊さについても考えさせられる内容となっており、戦争を知らない世代にもぜひ読んでほしい作品です。

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作者紹介(早志百合子さん)

早志百合子(はやし ゆりこ)さんは、広島で被爆を経験した被爆者であり、自らの体験を通して戦争の悲惨さや平和の大切さを伝える活動を続けている方です。

原爆によって多くの人々が苦しんだ時代を生き抜き、被爆者としての差別や偏見にも向き合いながら人生を歩んできました。その一方で、演劇や歌、体操などさまざまな活動に取り組み、前向きに生きる姿勢を大切にしてきました。

現在も被爆体験を語り継ぐ活動に力を注ぎ、戦争を知らない世代へ平和の尊さを伝えています。『平和のうぶごえ』には、原爆の恐ろしさだけでなく、困難を乗り越えて生きる強さや、人とのつながりの大切さが込められています。

戦争の記憶が薄れつつある今だからこそ、早志百合子さんの言葉は多くの人にとって貴重なメッセージとなっています。


感想文の例文

   『平和のうぶごえ』を読んで

                    〇年〇組 〇〇〇〇 

現在の日本で戦争を実際に経験した人はごくわずかになっている。終戦から八十年以上が経過し、当時を知る人々の多くは高齢となった。身近なところでも戦争体験を直接語ってくれる人はいない。そのため戦争は教科書やテレビの中の出来事であり、どこか遠い世界の話のように感じていた。

 そんな中で読んだのが、早志百合子さんの『平和のうぶごえ』である。

 この本には、原爆の被害を受けた当事者だからこそ語れる現実が記されていた。学校でも広島や長崎への原爆投下について学んできたが、数字や写真だけでは伝わらないものがある。一発の爆弾によって多くの命が失われ、生き残った人々の人生までも大きく変えてしまったことが、本書からは強く伝わってきた。

 特に印象に残ったのは、戦争が終わった後も苦しみが続いていたことである。

 戦争が終われば平和になり、苦しみも終わるものだと思っていた。しかし現実はそうではなかった。被爆者であることを理由に偏見や差別を受けることがあり、自分が被爆者であることを周囲に隠して生きた人もいたという。

 原爆は人の命を奪うだけではない。生き残った人の人生にも長く影を落とし続ける。その事実に胸が苦しくなった。

 一方で、本書は悲しみだけを語る本ではない。早志さんは被爆者としての人生を歩みながらも、多くの困難に立ち向かい、自分らしく生きようとしてきた。そして原爆の恐ろしさを後世に伝えるために活動を続けている。

 被爆体験を語ることは簡単ではないはずである。思い出したくない記憶もあるだろう。それでも語り続ける姿からは、戦争を繰り返してはいけないという強い意志が感じられた。

 読み進めるうちに、原爆は絶対に使ってはならない兵器だという考えは強くなった。

 しかし同時に、別の疑問も浮かんだ。なぜ世界には今も核兵器を保有している国が多いのだろうか。原爆の恐ろしさを知れば知るほど、その疑問は大きくなった。もし核兵器が悪であり、決して使ってはいけないものであるなら、世界中の国が手放してもよいはずである。しかし現実にはそうなっていない。

 ニュースを見れば、核保有国同士がけん制し合う場面を目にする。近年のウクライナ情勢を見ても、核兵器の存在が各国の判断に大きな影響を与えていることが分かる。

 そこから考えたのは、核兵器には攻撃のためだけではなく、「攻撃したら報復を受ける」という抑止力としての側面もあるのではないかということである。

 もちろん戦争は反対である。人が傷つき、家族が引き裂かれ、普通の生活が奪われるからだ。だからこそ考えさせられた。平和を願うことは大切である。しかし願うだけで平和は守れるのだろうか。

 例えば、細身の人と筋骨隆々の人が並んでいたら、どちらが喧嘩をふっかけられにくいだろうか。もちろん人を見た目だけで判断することはできないが、強そうに見える相手には簡単に手を出しにくいという心理はあると思う。

 国同士の関係も少し似ているのかもしれない。

 だからといって核兵器を使ってよいという意味ではない。むしろ本書を読んだからこそ、その恐ろしさは十分に理解できた。

 それでも現実の世界では、理想だけでは解決できない問題が存在している。

 平和を守るためには何が必要なのか。軍事力なのか。外交なのか。国際協力なのか。簡単な答えは見つからなかった。

 しかし一つだけ確かなことがある。それは、戦争の悲惨さを忘れてしまえば、正しい答えを考えることすらできなくなるということである。

 早志百合子さんが語り続けているのも、そのためなのだろう。

 戦争を知らない世代だからこそ、体験者の声に耳を傾けなければならない。そして原爆の恐ろしさを知った上で、平和とは何か、どうすれば守ることができるのかを考え続ける必要がある。

 『平和のうぶごえ』は、原爆の被害を伝えるだけの本ではなかった。平和の大切さと同時に、平和を守ることの難しさについても考えさせてくれる一冊だった。戦争の記憶を風化させないためにも、多くの人に読んでほしいと思う。

 そして、ただ「戦争反対」と言うだけではなく、なぜ戦争が起きるのか、どうすれば防げるのかを一人ひとりが考えることも大切なのだと思う。早志百合子さんが伝えようとしている声は、過去の出来事を語るためだけではなく、未来を生きる私たちへの問いかけでもあるように感じられた。


  タイトル案

·  平和を願うだけでいいのだろうか

·  原爆を知って生まれた疑問

·  平和を守る力とは何か

·  戦争を知らない世代として

·  原爆の記憶が問いかけるもの

·  平和という難しい答え

·  語り継がれる平和のうぶごえ

·  未来へ届く被爆者の声

·  核兵器と平和の間で

·  記憶を未来につなぐために

·  平和のために考え続ける

·  原爆から学んだこと


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心に残ったポイント

① 原爆投下直後の悲惨な状況

本書で最も衝撃を受けるのは、原爆投下直後の広島の様子です。一瞬にして街は破壊され、多くの人々が命を失いました。家族や友人を失った人々の悲しみや苦しみが、体験者の言葉によってリアルに伝わってきます。教科書では伝わりにくい戦争の恐ろしさを実感できる場面です。

② 被爆者への差別と偏見

戦争が終われば苦しみも終わると思いがちですが、被爆者たちの苦しみはその後も続きました。病気への不安や誤解から差別や偏見を受けることもあり、被爆者であることを隠して生きた人もいました。戦争は人の命だけでなく、その後の人生にも大きな影響を与えることを考えさせられます。

③ 困難を乗り越えて前向きに生きる姿

早志百合子さんは苦しい経験をしながらも、演劇や歌、体操などを通して生きる喜びを見つけていきます。悲しみの中でも前を向き、自分らしい人生を歩もうとする姿は、多くの読者に勇気を与えてくれます。

④ 戦争の記憶を伝え続ける活動

早志さんは、自らの被爆体験を後世へ伝える活動にも力を注いでいます。戦争を知らない世代が増えている今だからこそ、実際に体験した人の言葉には大きな価値があります。過去の悲劇を繰り返さないためにも、体験を語り継ぐことの大切さを教えてくれます。

⑤ 平和のために技術を使うという考え

本書を読むと、科学や技術は人々を傷つけるためではなく、暮らしを豊かにするために使うべきだと改めて感じます。医療やエネルギー、生活の向上など、人々を幸せにするために技術が活用されれば、世界はもっと平和になるのではないかと考えさせられます。


読書感想文の書き方

『平和のうぶごえ』は、戦争の悲惨さや平和の大切さについて考えさせられる作品です。しかし、あらすじを書き写すだけでは読書感想文になりません。大切なのは、「どの場面が心に残ったのか」と「なぜそう感じたのか」を自分の言葉で書くことです。

① 心に残った場面を選ぶ

まずは、本の中で特に印象に残った場面を選びましょう。

例えば、

  • 原爆投下直後の悲惨な状況
  • 被爆者への差別や偏見
  • 演劇や歌との出会い
  • きょう竹会での活動
  • 平和への願い

などが書きやすい題材になります。

② 自分だったらどう感じるかを書く

出来事を説明するだけではなく、自分の考えを書くことが大切です。

例えば、

「被爆者が差別を受けていたことに驚いた」

「戦争は終わっても苦しみが続くことを初めて知った」

「困難な状況でも前向きに生きる姿に勇気をもらった」

など、自分の気持ちを素直に書いてみましょう。

③ 現在の生活と結びつける

読書感想文では、本の内容と自分の生活を結びつけると内容が深まります。

例えば、

「平和な時代に生きていることのありがたさを感じた」

「戦争を経験していない世代だからこそ、体験を語り継ぐことが大切だと思った」

「技術は人を傷つけるためではなく、人々を幸せにするために使うべきだと感じた」

など、自分なりの考えをまとめると良いでしょう。

④ 最後に学んだことを書く

感想文の最後は、本を読んで学んだことや今後に生かしたいことを書きます。

「戦争の悲惨さを忘れず、平和について考え続けたい」

「困難があっても前向きに生きることの大切さを学んだ」

「平和な社会を守るために、自分にできることを考えていきたい」

このようにまとめると、読書感想文らしい締めくくりになります。

『平和のうぶごえ』は、戦争の恐ろしさだけでなく、人間の強さや平和の尊さについても考えさせてくれる作品です。自分の感じたことを大切にしながら、素直な言葉で感想文を書いてみてください。


最後に

 本書を読んでから、現在の核兵器についても調べてみた。

 広島や長崎で使用された原子爆弾は、核分裂反応によって莫大なエネルギーを発生させる兵器である。そして、それよりもさらに強力なのが水素爆弾だ。水素爆弾は核融合反応を利用した兵器で、原子爆弾を起爆装置として使用する仕組みになっている。威力は原子爆弾を大きく上回り、人類が作り出した兵器の中でも最大級の破壊力を持つ。

 現在、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの五か国は核兵器を保有することが国際的にも認められている。また、インド、パキスタン、北朝鮮も核兵器を保有しているとされ、イスラエルも保有していると広く考えられている。

 原爆の悲惨さを知れば知るほど、なぜ世界から核兵器がなくならないのかという疑問が生まれる。一方で、多くの国が核兵器を安全保障上の抑止力として考えている現実も存在する。だからこそ、核兵器の恐ろしさを知ることと、平和を守る方法について考えることの両方が必要なのだと思う。

ここからは、書籍とは関係ないが、ほとんどの国が核を持った方が国家が安全だと思っているようです。
それは、核を持っていれば攻撃されにくいからです。
核開発をしていたイランがアメリカから「核を作るな」と攻撃されています。言い換えれば核を持っていたら報復を恐れて攻撃されなかったかもしれない。

他の国はさらに核持った方がいいんじゃね?って思うに違いない。

ウクライナも昔は核保有国でした。核を放棄すればアメリカが守るから核を放棄しなさいって言われて、核をロシアに渡しました。そして、ロシアら攻められ、アメリカは守らず。NATOも「加盟国じゃないから、頑張ってね」ってなっています。
これ、日本が攻撃されたら、日米安保条約は機能しないのでは?って思いますよね。
戦争はダメだが自衛も大事なのではないかという思いで柔らかく例文を書いてみました。



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