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読書感想文 「聖の青春」

読書感想文

棋士、村山聖の人生が描かれている実話です。原稿用紙5枚分。

概要

重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、
師匠は彼のパンツをも洗った。

弟子の名前は村山聖(さとし)。享年29

将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。

名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、

家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動ノンフィクション。

13回新潮学芸賞受賞作

参考にする方上手く切り取ってください。もちろん丸写しOKです。

※商業利用では使わないようにお願いいたします。(売ったり、講義に使うなど)

読書感想文の例

聖の青春「プロ棋士の死闘」 

         〇年〇組 〇〇 〇〇

 死んだ気になって、何かに挑んだことがあっただろうか?口では言ったことがあるかもしれませんが、本気でそう思って行動を起こしたことは私にはありません。この本はプロ棋士である村山聖(むらやまさとし)が、命を賭して将棋と向き合った人生が描かれている実話です。

 この本を読んだ理由は、漫画で『三月のライオン』という作品を読み、その中のキャラに、二海堂という名前の棋士がいて、このキャラクターのモデルが村山聖だということを知り、興味が湧き本を手にしました。

 しかし、容姿こそ似ていますが、オリジナルの村山聖は熱い情熱を持っている生き様を感じ取ることが出来ました。

 村山聖は、何事に対しても負けず嫌いで、負けた後は体調が悪くなる程悔しがり、負けた原因を追究して、次回は負けないように対策を取る行動をし、努力をする人物です。

 容姿だけを見ると、穏やかな優しい人格かと思いましたが、情熱がほとばしる凄い人なのだと分かりました。

 私は将棋のことは良く分かりません。駒の動かし方を知っている程度で、詰め将棋や定石などは全く分かりません。

 しかし、この本を読むことにより、将棋の世界がもの凄く厳しい世界だと言うことが分かりました。将棋が好きだからやっていけるのではなく、勝ち進んでいかなければ、棋士としてやっていけない、結果が全ての厳しい世界なのです。その中で東の羽生、西の村山と言われるほどに実力のある人です。

 当時のタイトルを全て取った羽生善治が、どれほど凄いことかということが分かりました。現在は更にタイトルが増えて、全タイトル八冠になり、藤井聡太がその全ての取ったことに、羽生善治と同じように凄いことなのだと分かりました。それは、将棋界の戦場の中で生き残るだけでも大変な所で、全ての頂点を取ることです。学生で言えば、全国模試で全ての教科を一位になることと同じですから、天才と言っても嘘ではありません。

 村山聖は幼少のころから体が弱く、腎ネフローゼという病に侵されていました。身体の調子が悪い時は、熱が四十度以上も出て、歩くこともおぼつか無いですが、周りの人たちに助けられながら対戦場までたどり着くことが出来ていました。将棋の試合は考える時間が長く、一局打つのに8時間くらいかかるそうです。試合が終わるのが夜中になることもよくあるそうです。私は熱が三十七度あると分かった瞬間に、この世の終わりのような悲壮感に襲われます。できることなら、家族や親族を枕元に呼んで今までの感謝の気持ちと、お別れの言葉を伝えたいくらいのテンションになります。

「お母さん、今までありがとう。今日は学校休むね。後はよろしく。リンゴ食べたい」

そんな気持ちになりますが、村山聖は病を押し切って大会に挑んでいる精神力が本当に凄いです。

 この本は、村山聖を主体として書かれているので、彼が凄いことは分かるのですが、もしかしたら、プロの世界では、全ての棋士が同じような境遇になっても、試合を優先的に選び、勝負を挑んでいるのかもしれないと思いました。学生で言えば、試合=受験のようなことでしょうか。

 村山聖は、子供の頃から名人のタイトルを目指して将棋を打っていました。病気さえなければ、名人になっていたのだと感じます。

 むしろ、病気だったからこそ、そこまでの執念を得られたのかもしれません。出来ることなら、病気が完治して、普通の人よりも健康体に蘇った世界線の村山聖を見てみたかったです。羽生善治と全てのタイトル戦を挑み勝ち取って欲しかったです。

 しかし、現実は非情です。腎ネフローゼは治らないまでも、入退院を繰り返して向き合っていましたが、ガンになってしまいます。ガン治療をしながら、将棋に挑んでいくのです。まさに命を懸けて戦っています。強くなりたいから、強敵がいるから、そこに挑んで戦っていきます。

 ガンは治らず転移して体をむしばみ、壮絶な人生の幕が下りてしまいます。享年29歳という若さで亡くなってしまいました。

 巻末に有名な棋譜が掲載されています。将棋が好きな人は、それを見れば楽しいのかもしれないです。将棋をよく知らない私は、その面白さや、凄さが分かりませんが、この物語を読んで、村山聖だけでなく、プロの世界で生きている人達の真剣な世界と、将棋から離れた場所での仲間の絆のようなものが見られて、自分も友達や周りの人を助けて、そして、周りの人からも手を差し伸べてもらえるような人間になって、生きていこうと感じました。

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終わりに

羽生善治が話題になった時代の話しです。

今でいうと、藤井聡太でしょうか。

天才がいる時代の天才たちのお話しです。

普通とは違う飛びぬけた感性が物語を面白くしているように感じました。


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