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読書感想文 「森に帰らなかったカラス」

読書感想文

イギリスのお話。昔に本当にあった物語です。課題図書になっています。ですが、小学生に東国原さんの「どげんかせんといかん」を少し入れている内容は流石に無理がありますよね。そんな例文です。


概要

【本の紹介】
『森に帰らなかったカラス』(ジーン・ウィリス作/山崎美紀 訳)は、1957年のイギリスで実際に起きた出来事をもとにした児童文学です。
物語は、11歳の少年ミックがけがをしたカラスのヒナを保護し、家族と共に育てながら、命や別れ、戦争の記憶と向き合っていく姿を描いています。
人に懐いたカラス“ジャック”は、町の人々に愛される存在になっていきますが、突然の別れが訪れます。
その出来事を通じて、命の重みや、戦後の時代を生きる人々の心の傷、そして平和の尊さが静かに語られていきます。


読書感想文の例文

   命の大切さ

〇年〇組 〇〇〇〇

 第二次世界大戦後のイギリスの実話をもとにした物語です。イギリスのカラスは日本のカラスに比べると、小さくて可愛いようです。サイズはハトと同じくらいで、クチバシも短くて、可愛らしい鳴き声の鳥です。小鳥と言ってもいいと思います。私は思いました。「こいつなら勝てるかもしれない」。日本のカラスに勝つのは難しいですが、イギリスのカラスには勝てると胸を張って言おうと思います。

 しかし、このカラスの名前がややこしい。「ニシコクマルガラス」。どこかの窓ガラスメーカーの商品名のような名前なのです。似たような名前で「ヒガシコクバル」を思い出します。本当に名前を思い出せるのも、どげんかせんといかんと感じました。このカラス、漢字で書くと「西黒丸カラス」らしいです。一気に格好よくなります。どこか忍者の国の使いの鳥のように感じました。

 この物語は、ケガをしたひな鳥を保護して育てたミックとその家族が、ジャックと名付けたカラスと過ごす話です。ジャックは人になついて町の人気者になります。ケガが治ったジャックは飛び方も覚えて、ミックのそばを離れて飛び立ち、森に帰ってしまったとミックは別れを悲しみます。私はここを読んでいても安心感がありました。なぜなら「森に帰らなかったカラス」というタイトルだからです。ネタバレもいいところです。アニメの次回予告が思いっきりネタバレなタイトルくらいの驚きがありました。

 そんな安心のカラスだと思っていたのですが、突然、列車のドアにぶつかって死んでしまいます。この物語が実話をもとにしていることを忘れていました。まさかジャックが死んでしまうとは思いませんでした。

 この物語は、まだ人々の心の中に戦争の傷が残っている時代の話です。命について自分なりに考えさせられるように思いました。親が経営する酒場で働く人が、親の看病で仕事に来られなくなったこと、戦争から帰ってきて当時の話をしないミックの父親、そしてペットのジャックの死。これらのことが次第に、命について考えるきっかけになりました。

 避けられない命と助かる命があるのではないかと思います。寿命を迎えることは受け入れられますが、ジャックのような事故は受け入れがたいです。でも、仕方がないのだと思います。ただ、戦争はどうなのかと考えると、一方的に銃やミサイルなどで人を殺そうとする行為だと思います。一般市民にはなすすべがありません。世界で戦争が起きている地域がありますが、逃げるしかない状況を考えると心が苦しくなりました。

 初めにハトには勝てると言いましたが、ハトは平和の象徴と言われています。やはり命は大事にしていこうと思います。明日を悔いのないように生きていこうと感じました。


タイトル案

  タイトル案

・カラスも人生いろいろ

・森に帰らぬカラス語り

・ジャックと平和な町

・カラスと僕の冒険記

・ジャックは忍者だった?

・小さな命と大きな別れ

・窓ガラスじゃないカラス

・命と別れのカラス日記

・平和の町と黒丸カラス

・別れの後に残るもの


Youtube

この感想文のポイント

【この動画について】
この動画では、本のあらすじに触れながら、小学6年生男子の目線で書かれた読書感想文を紹介しています。
感想文では、ジャックとの出会いや別れを通して命について考えたこと、平和な暮らしのありがたさ、そして「自分には何ができるのか」を真剣に見つめる様子が、素直な言葉で表現されています。
また、「ニシコクマルガラス」という名前への素朴な驚きや、タイトルで結末がわかってしまう“ネタバレ”へのユーモラスな指摘など、読んだ人だからこそ気づける視点も描かれています。

【こんな方におすすめ】
・読書感想文を書くヒントを探している方
・課題図書の理解を深めたい方
・子どもの視点での感じ方を知りたい方
・『森に帰らなかったカラス』の読後の共感や対話のきっかけにしたい方


この本で読書感想文を書くポイント

【1. あらすじを簡単にまとめる】

物語の中心になる出来事を自分の言葉で短くまとめましょう。
たとえば:

  • 少年ミックがけがをしたカラスを助け、ジャックと名付けて育てる
  • ジャックは町の人気者になるが、ある日突然亡くなってしまう
  • ジャックの死をきっかけに、ミックは命について深く考えるようになる

【2. 印象に残った場面を1つ選ぶ】

その場面を選んだ理由や、自分がどう感じたかを書くと感想文に深みが出ます。

  • ジャックが列車のドアにぶつかって亡くなるシーンが悲しかった
  • 父が戦争体験を語る場面が印象に残った
  • タイトルから「森に帰らない」とわかっていても驚いた

【3. 自分の生活とつなげる】

感想文は「自分だったらどうするか」「似た体験はあるか」を書くとオリジナル性が出ます。

  • ペットを飼っていたときの思い出
  • 身近な人との別れの経験
  • 戦争や平和について学校で習ったこととのつながり

【4. 物語から学んだことを書く】

命・戦争・平和・家族など、大きなテーマに対して自分なりの考えを一言でも加えましょう。

  • 命の大切さをあらためて感じた
  • 小さな命も尊いと思った
  • 平和な日常が当たり前ではないと気づいた

【5. 結びの言葉】

感想文の最後は、「これからどうしたいか」や「他の人にも読んでほしい」という前向きな言葉でまとめると、読み手に良い印象を与えます。

  • 命を大切にしながら毎日を過ごしたい
  • この本を読んで、もっと本を読みたくなった
  • 自分のやりたいことを大事にして生きていきたい

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