きよしこの読書感想文例を書いてあります。
吃音について色々な意見があると思いますが、
参考にして頂ければと思います。
本の内容
少年は、ひとりぼっちだった。
名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。
言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。
そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。
ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。
「ほんとうに伝えたいことだったら・・・伝わるよ、きっと」
大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。
(文庫裏表紙より)
※商業利用では使わないようにお願いいたします。(売ったり、講義に使うなど)
©がとーほーむ
読書感想文の例
「きよしこ」を読んで感じたこと
〇年〇組 〇〇 〇〇
これは、吃音の個性を持った少年のお話しです。きよしは、カ行と、タ行と濁音を話すことが苦手です。特に頭文字にその言葉が来ると、どもってしまいます。
「きよしこ」とは少年の空想上の人物で頭の中の話し相手です。きよしは彼と話しをする時は吃音になりません。だから、自分の本心を伝えられる存在です。吃音が原因で心を痛めたきよしに、きよしこは「誰かに何かを伝えたい時は、抱き着いて話せばいい、恥ずかしかったら手をつなぐだけでいい。君はひとりぼっちじゃない」と、教えてくれます。それを実行して親に自分の本当の想いを伝えることができるのです。
その後、少年はきよしこに相談することなく吃音と向かい合います。彼が選んだ解決方法は、自分が苦手な言葉を使わずに相手に伝える方法を取ることです。
もし、自分が同じ立場なら自分だけの殻に閉じこもったかもしれません。しかし、きよしは代替の言葉を探して伝える方法を取ったので、語彙力を高め知識武装をしました。ですので、本を沢山読んで勉強も頑張ったのだと思います。その結果、読書感想文では金賞が当たり前になっていることからその努力が想像できます。
それにより、大学受験時も国立大学や有名私立大学も合格圏内になるのです。
初めに吃音が障害ではなく、個性と書いたのには私なりの理由が生まれたからです。決して可哀想だからではありません。きよしが成長する過程で彼が吃音でなければ、ここまで立派な人物にはなれなかったと感じたからです。自分が不得意なことや、コンプレックスを補えるだけの方法を見つけ出して努力することがより良く成長できる方法だと知りました。私も苦手な事を放置したり、逃げ出したりせずに向き合っていこうと感じました。
まとめ
伝える気持ちが大切なのだと分かります。
それは、伝える形とも言えるのかと思います。
どんな形であれ、自分を分かってもらうことで
相手にも理解されていくのかと感じます。
自分に置き換えたら、どうなのか?
人に気持ちを伝えて、自分が強く生きられるようになる方法はあるのか
そんな気持ちにもなる。心がスッとする作品だと感じました。
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