google.com, pub-6717446218795968, DIRECT, f08c47fec0942fa0 読書感想文 「ホームレス中学生」田村裕 - がとーほーむ G-43QD9YVZHH

読書感想文 「ホームレス中学生」田村裕

読書感想文

「ホームレス中学生」の紹介と、読書感想文の例を載せています。
感想文のレベルは宿題提出の課題クリアなレベルですので、賞を目指す方のレベルではありません。
参考程度にお願いします。

本の内容

中学生の田村裕は、人気者で明るいクラスの生徒だったが、
夏休みになると家族の解散が宣言され、
ホームレスとなって公園の滑り台で生活することになる。

しかし、親友のよしやの家族に迎えられて新しい生活をスタートし、
家族の大切さを再認識する。

そして、スミ子の急逝をきっかけに、自分を支えてくれた母親の存在に気付き、
新たな決意を持つ。
ユーモアのある文章で読み易いです。心に響く一冊です。

※商業利用では使わないようにお願いいたします。(売ったり、講義に使うなど)

 ©がとーほーむ

読書感想文の例

   「ホームレス中学生」を読んで

○年○組 ○○ ○○

 不幸な人が助けられて生きていく話です。

しかし、主人公の悲壮感を感じることなく読むことができました。可哀想と思うよりも面白いエピソードだと感じることのほうが強く、口角を上げながら、時には声を出して笑いながら読むことができました。

 もしも、僕が親から「解散!」と言われて、自分一人で生きていかなくてはならない状況になってしまったら、星空を見上げながら頬に一筋の涙が光り、ポエムを読むことしかできません。いやいや、絶対に無理でしょ。そんなロマンチストになって自分に酔いしれる余裕なんてないです。狼狽と言う言葉が一番ふさわしいです。言ったことは無いですが「ガッデム!」とか、「シット!」とハリウッド俳優の様に、全身で地団駄を踏みながら叫び続けて、通報されたのちに職務質問をされる未来が想像できます。職務質問をされた暁には、星空を見つめながら、頬に一筋の涙を光らせながら「おまりさん、お星様に聞いてくださいよ。僕の始まりの詩をね」って、言うんだ。ロマンチストというよりも、病院に連れていかれてしまう・・・

 父親から解散を宣言された田村さんは当時中学二年生。三人兄弟の末っ子で、一番上に兄、二番目に姉がいます。当然、兄弟寄り添って生活をするべきだと思いましたが、良く分からない意地を張って近所の公園で一人暮らしをします。一人暮らしと言っても、テントを張って自炊道具を揃えて、良く分からない調味料や無駄に高い食材を使ってキャンプをするインテリアウトドア派の人たちとは違い、奇抜なデザインのオブジェのような滑り台の中でひっそりと生活をするホームレススタイルです。その滑り台は巻貝のような形なのですが、色合いが茶色いこともあり近所の子供たちからは『ウンコ』の愛称で共通認識されていました。田村さんもウンコであることを理解した上で、雨風がしのげそうという理由によりそこを寝床の拠点として生活を始めます。ウンコの中に住んでいると自負できる者は、田村さんと消化されないコーンぐらいだろうと感じました。

 季節は夏休みに入ったところなので学校へ行く必要がありませんでした。なので、近隣の子供達も休みだから公園に遊びに行きます。早朝に小学生がウンコ滑り台で遊んだら睡眠中の田村さんとぶつかり、驚いた小学生からウンコのオバケと呼ばれようになりました。小学生の集団にキモ試しか、度胸試しのような標的にされて小石を投げられます。怒って追い返すと蜘蛛の子を散らすように小学生たちは逃げて行くのですが、小学生の武器である石がレベルアップして小石から大きな石に変わっていきます。流石に当たり所によっては、致命傷に成りうる武器となっているので田村さんも必死に抵抗します。その時に言った言葉が

「俺はウンコのオバケちゃうぞ!ウンコの神様やぞ!バチが当たるぞ!」

「全員下痢にしたるからな!神様に逆らったらどうなるか教えたるからな!明日、お前ら全員下痢やからなぁぁぁっーー!!」

小学生には申し訳ないけど笑った、すごく面白かったです。ウンコ神はここにいたのか!って思い、星空を見上げて頬に一筋の涙が流れました。

 一番面白かったエピソードは『10キロ女の正体』です。体重じゃなくてスピード10キロの方です。高校三年生の時、お姉ちゃんの原チャリを借りた時にコケてしまい原チャリが壊れてスピードが10キロくらいしか出なくなってしまいました。貧乏で修理するお金が無いからお姉ちゃんはそのまま乗り続けていたのです。お姉ちゃんは原チャリを乗る時は顔全体が隠れるフルフェイスのヘルメットを被っていたので誰が乗っているかは分からない状態です。しかし、街中を10キロで走るバイクの噂は広がっていき、学校で友達との話題や、立ち寄ったコンビニで、たむろしている学生の話題でも耳にするくらいの噂になっていました。自転車に簡単に抜かされるとか、上りの坂道で歩いている小学生と並んでいたなど。8月になり暑さに負けたお姉ちゃんがフルフェイスのヘルメットを、顔の見えるヘルメットに買い替えて友達に噂の10キロ女が自分の姉だということがバレてしまうエピソードは声を出して笑いました。

 お笑いコンビのキリンだとは知っていますが、最近は相方さんの川島さんばかりテレビで観ます。僕がテレビをあまり観ないのからなのかもしれませんが、田村さんをあまり観ていない気がします。この本を読んだら、すごく応援したくなりました。実際活躍しているのかもしれないですが、もっとコンビで活躍してくれないかなと感じました。もし、コンビが不仲であれば仲直りをお願いします。先生よろしくお伝えください。

まとめ

すごく読みやすい本です。
エピソードが沢山あって、そのエピソードのページ数も少ないです。

あまり真面目に書いてないので、優等生の方は参考にならないかもしれないです。
上手く切り抜いて参考にしてみてください。

読書感想文を自力でやるとするなら、
エピソードを少しずつ選んで感想を書いてもありだと思います。

お笑い芸人のキリン(漢字難しい)の
川島さんじゃない方の田村さんが著者です。

どんな漫才をするのかよく覚えていませんが、
本を読んだらファンになりました。
完全に、にわかファンです。

2007年に初版が発行されていますので、
今更って感じですがキリンさん。お返事お待ちしております。
お金貯めてライブに行きますのでよろしくお願いします。


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