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読書感想文「希望のひとしずく」

読書感想文

原稿用紙5枚分(2000文字)

アメリカのお話し。奇跡が起こる井戸にお願い事を伝えると、願いが叶う伝説がある田舎町の物語。偶然にその願い事を聞いた三人が願い事を叶えるきっかけに・・・


概要

オハイオ州の小さな町には、願いを叶えてくれるという井戸がある。
中学一年生のライアンは、裕福な家の一人っ子アーネスト、
幼なじみのリジーとともに、この井戸を見つける。

そして、クラスメイトや町の人たちのさまざまな願いごとを知る。
アーネストの亡くなったおじいちゃんが
屋根裏部屋に保存していたものたちが、
不思議な縁でいろんな人の手にわたり、
奇跡的にその願いがかなっていく。

いろんな悩みをかかえる人々が、
ちょっとしたやさしさで救われていく、
希望と愛でいっぱいのものがたり。

参考にする方は、上手く切り取ってください。
もちろん丸写しOKです。
※商業利用では使わないようにお願いいたします。
(売ったり、講義に使うなど
 ©がとーほーむ


感想文の例

「希望のひとしずく」を読んで 

         〇年〇組 〇〇 〇〇

 小さな町で起こる、小さな奇跡の物語が、いくつか重なり、人々に生きる希望を与えています。

 願い事を伝えると、その願いを叶えてくれる伝説の井戸があります。町の人達は半信半疑ですが、願いを叶えてくれると言う噂を聞いて、願い事を伝えます。

 ライアンとアーネストとリジーは井戸の抜け穴のようなところを見つけて、井戸の底から他の人の願い事を聞いてしまいます。そして、色々な偶然が重なり、屋根裏部屋の道具を使って願い事を叶えていきます。

 物語の舞台はアメリカです。アメリカでは人種差別や、経済格差からの貧富の差別のようなものがあるように感じました。

 クラスメイトの親の職業によって、自分の家族に影響が出ないかを気にしながら、クラスメイトに接する場面がありましたが、日本ではそのようなことまで気にしないのではないかと感じました。もしかしたら、私の周りの環境では、たまたま格差問題がなかっただけで、普通はあるのかもしれないと思ったら、気兼ねなく友人と接することが出来る環境にいることに幸福な気持ちになりました。

 人と接する時に、相手の家族が裕福か貧乏なのかを基準に考えることは、その人に失礼な気がします。他には、仮に親が犯罪者であってもそれを理由に差別することは違うと思います。犯罪者にひどい仕打ちを受けて育った子供は人の痛みや辛さを経験して、逆に素晴らしい人格者かもしれません。家庭環境で人の人格を決めつけて接することは理に適う行為ではないです。

 そんな、素晴らしいことを考えて、若干自分に酔いしれてしまいますが、私のように一般的で、平凡な家庭で育った身分の者としては、帰国子女と聞いただけで、「英語聞かせて~」などと気でも狂ったかのように、英語の先生に聞けばいいだろとつっこまれるような行為にでてしまうだろう。ましてや、道明寺財閥の一人息子や、帝愛グループの子供の兵藤君という、いかにもお金持ちの子供がクラスメイトになった日には、欲望の眼差しで見てしまうかもしれない。私は知っている。年間110万円までは非課税だから、税金を払わなくてもいいんだよ。100万円くらい貰っても全然迷惑じゃないよ。と、話しかけてしまうかもしれない。もし、兵藤君が「金は命よりも重い」などと言っても、笑顔で頷くかもしれないです。100万円くれるかもしれないじゃないですか。そのまま、ファッションセンターしまむらへ小躍り気味の歩調でお買い物ですよ。普段なら絶対買わないような、変わった形のサングラスをかけてキメポーズですよ。

 そうです。見た目や家庭環境で人を差別してはいけないという話しをしたかったのですが、人は色んな事象に流されやすいという、話しに変えさせて頂きます。なぜなら、説得力が無くなったからです。

 話しを本に戻して、私はこの物語を読んで思ったことは、ライアン達が人の苦労を聞いて、その状況から助かりたいと言う願い事を聞いた時に、手助けをしてその人の願い事を叶えていく物語だと思ったのですが、実際はライアン達が直接助けることはしませんでした。助けてやりたいと言う気持ちはあるものの、間接的に奇跡が起きて、願い事が叶っていくような奇跡が起こっていくのです。なので、奇跡の井戸は本物かニセモノかと問われたら、本物だと答えます。実際に奇跡が起こって人々の願いが叶えられているからです。

 そこで、もし自分が願い事をするのなら、どんな願いをいうのか?という問題です。神様や女神様、妖精などがよくやる話しです。そんな時は「私の友だちになってください」のような話になり、物語が進んでいくことがありますが、今回に限っては井戸です。

「井戸さん、私の彼氏になって」なんて言って、願い事が叶えられても、井戸です。神様でも妖精でも天使でもなく、井戸です。人が這い出てきたらホラーそのものになってしまいそうです。

 奇跡の井戸は雷などの天災によって壊れてしまいます。願い事が叶えられなくなってしまいましたが、願い事を叶えてもらった生徒がレプリカの井戸を作ります。そこには人が集まり願いごとをしたりする場所へと変わることが出来ました。町のシンボルとなったのです。

 無くなってしまったことをなげくのではなく、次に何かをする行動力で、前の状態よりも良くなることができたのです。願い事ではなく、自分たちの力でやってのけることが素晴らしいことだと感じました。

 私も、テストの点が上がるように石像を彫って願い事が出来るように頑張ります。いや、勉強頑張った方が早そうです。

 


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終わりに

読書感想文の課題図書は読み終えた後に「なるほど」と

感じるような作品が多いのですが、
この作品は、少しばかり難解な感じがしました。

まず、登場人物が多過ぎて、名前慣れしていないので覚えきれない。
冒頭に登場人物の説明があるのは翻訳者も大変だったから必要と感じたのだろうと思う。

そして、エピソードの切り替えが多過ぎて、話しが混乱する。
もっと、繋げて一過性にして書いて欲しい。物語の中盤までは読むのに苦労しました。

段々と話しが繋がっていく後半が面白くなっていきます。

正直すぎる感想ですみません。

2024年度の課題図書で一番面白かった作品は
「宙(そら)わたる教室」(高校生の部)
「海よ光れ!」(小学校高学年の部。5,6年生)
です。

あ、2冊言っちゃった。


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コメント

  1. 川崎ヒナ より:

    私は希望の一雫という話読んだことなかったけどなんのなくお話が想像できました途中で感想文の例というところで自分の話を入れていて良かったです。最後の勉強のため石像をほってお願いするというのは面白かったです

    • じゅん じゅん より:

      コメントありがとうございます。
      面白いと言って頂き、とても嬉しいです。
      これからもよろしくお願いいたします。

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